マグマロックの設置後、レベル2地震動による水平方向の抜け出しや屈曲に対して、外水圧に対する水密性能が維持できるかを確認するため、以下の3種類の水密試験を実施しました。
なお、レベル2地震動による地盤の永久ひずみを1.5%とし、最大抜け出し量を37.0mm(標準管長2430mm×0.015=36.5≒37.0)と設定しました。
|
■確認試験1: 水平水密試験
|
●初期設定値が継手部の段差5mm、水平角2°、隙間を35mmに設定し、内側にマグマロック、外側に外水圧試験装置を取り付けて外水圧水密試験を実施した後、接手部の抜出し量を水平方向に37mm加えた合計72mmの時の外水圧水密性能を確認した。
|
|
水平水深の試験結果
抜出し量
(mm) |
外水圧
(MPa) |
結果 |
35-35 |
0.10 |
漏水なし |
72-72 |
0.10 |
漏水なし |
|
■確認試験2: 複合水密試験
|
●水平水密試験で水平抜出しに対す水密性能を確認した後、更に屈曲角0.8°(片方のみ25mm)抜出し量を発生させ、72-95mmの時の水密性能を外水圧水密試験にて確認した。 |
|
複合水密試験結果
抜出し量
(mm) |
外水圧
(MPa) |
結果 |
35-35 |
0.10 |
漏水なし |
72-72 |
0.10 |
漏水なし |
72-95 |
0.10 |
漏水なし |
|
外水圧試験装置の全景(呼び径 1350)
鉄筋コンクリート管を直列に並べ、内側にマグマロック、外側に外圧試験装置を取付けた試験装置 |